バリスタといえばラテアート!
と思う人もいるかもしれません。
たしかに珈琲を淹れる人でラテアートは花形だし派手だし目立つしカッコイイし、会得できればモテるかもしれません。
でもね、バリスタって、本来はカフェに関わる全てが出来る必要あるんですよ。
今回はそんなお話。
バリスタのお仕事
ラテアートを出来るようになりたいっていう人は少なくないですよね?
かくいう私もその一人でした。
ラテアートを会得して華々しく、なんて思っていました。
実際はデザインラテはできるけどフリーポアラテアートはできずに終わりました。
バリスタって、勿論ラテアートができることは求められるんですけど、それだけじゃないんです。
例えば、レジの人がいてお客様から注文を頂く。
頂いた注文をバリスタに伝えて商品を作ってもらう。
ただそれだけのことなんだけど、カフェって混んだり空いたりするよね?
混んでても空いてても同じクオリティで作らないといけないんだけど、忙しいときは忙しいなりに、空いてるときは空いてるときなりに丁寧さは上下せざるを得ないんですよ。
混んでるときは急いでても綺麗に見える商品を作り、空いているときは時間をかけてもこちらも綺麗に見える商品を作る。
同じようで違うよね?
ラテアートでいうと双方で描くものは変わります。
バリスタによっては忙しさで内容変えないって人もいると思うけど、正しさは人それぞれなんで、その人が納得できればいいと思う。
その人の正解を作ればそれでいいんだしね。
あとはお客が納得できればOKなんだよね。
私はそのクオリティが出せずに終わったのでカフェスタッフは引退しました。
バリスタの資格も取ったけどあんなの何の意味もないね。
で、バリスタのお仕事ですが、エスプレッソマシンのある場所って、カフェの中心であることが多いです。
店内を見渡せる場所にあります。
魅せるってパフォーマンスの面でもそうだけど、その方が提供もしやすいからね。
見渡せるってことは、その時のカフェの状態を把握しやすいってこと。
お店のスタッフの司令塔になる必要があるんだよね。
指示出しなんかができると好ましい。
キッチンはキッチンのことで集中するし、レジの人はお客様見てないといけない。
バリスタはドリンク作りながら顔を上げたりできるからお客の流れとかスタッフの配置とか見えるよね。
イコール店長とかとはまた違うんだけど、バリスタが気付くことって多いと思う。
バリスタに成るには?
バリスタに成るには大きく二つあると思います。
一つはカフェで修行すること。
もう一つは専門学校に行くこと。
まぁどっちにしても一朝一夕で会得できることじゃないんだけど、オススメはカフェで修行することかな。
理由は一つ。
学校に行っただけじゃ会得するまでには至らず、結局カフェで修行が必要になるから。
学校で学ぶのって、一年かけても初心者になれるかなれないかくらいなんですよ。
それなら実際のカフェで修行するのと変わらない気がするんですよね。
たしかに学校なら許す限りエスプレッソマシンとかに触れる利点はあります。
仕事先では豆も牛乳もムダにしがちだから、練習するといっても回数が限られる場合が多いです。
牛乳は自分で買って行って豆だけ使わせてもらうってこともありますね。
バリスタって結局技術職の面が強いから、技術を会得するのをどこでやるかなんだけど、それがカフェってこと。
エスプレッソマシンを自宅に用意すればいいんじゃないのって思うかもしれないけど、そこは落とし穴。
業務用の電圧は200Vで家庭用は100Vという差があって、家庭用だとミルクフォームの感覚が全然違うんですよね。
練習にならないとは言わないけど、業務用とは違いすぎて家庭用だと物足りなさを感じました私は。
蒸気の勢いの強さが弱すぎる。
その辺を技術でカバーできたら一流なのかなとも思いますけどね。
そんな理由があって、結局バリスタになる最短って、エスプレッソマシンを扱うカフェに従事することだと思います。
お金も稼ぎながら練習までさせてくれるカフェがあればいいですね。
カフェ側も、バリスタの数を増やすことには賛成してくれる所が多いと思いますが、豆のロスを考えるとおいそれともいかない側面もあると思うので、もし練習させてくれるなら集中して行いましょう。
ラテアートの習得時間は練習時間とか才能とかのも寄ってくるところがあるので一概にこれとは言えません。
諦めたらそこで試合終了ですよ?と言える分野でしょう。
カフェで働きながら練習するもう一つの利点に、仕事に慣れることができることもありますね。
次第に余裕を持てるようになるから、自分の忙しさへの耐性がつきますので、その点でもカフェで働いた方がいいと思います。
私の知り合いはラテアートがプロ並みにできる人でしたが、店長になるお誘いがきたとかでそっちに移っていきました。
まとめ
夢のある仕事ではあると思います。
もしあなたがバリスタを夢見るのであれば、最短距離を進むっていうよりも、自分のキャパシティを増やしていくことをおすすめします。
仲間を大事にすることがお客様を大事にすることにも繋がってきます。
礼儀を欠かさないようにしましょう。
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